今日のこじゃうまは、半世紀ほど前の1972年、現店主であるお母さんの地元・日高で始まったお店「龍鳳」さん。
創業当初から存在している定番の「チャンポン」は、佐竹製麺所製の特注麺と、食感が嬉しい5種の野菜と豚肉、エビ、イカなどが入った鶏ガラベースのあんが特徴。あんかけではなく、あんそのものがスープになっているので、麺を持ち上げると湯気とともにずっしりとした重みのあるあんがしっかりまとわりついてきます。
そんな一風変わったチャンポンにカレースパイスを加えた「カレーチャンポン」は、お店をはじめて10年後に他界してしまった夫の跡を継いでお店を切り盛りするお母さんが、長く愛してくれているお客さんの要望に応える形で誕生しました。
昔と変わらないあっさりとした食べやすいあんにスパイシーさが加わってより食欲を刺激するその味は、若い方にも人気なのだとか。
出来る限り地元の食材を使うことはもちろん、国産もも肉を使ったカリカリとした食感が楽しい自家製から揚げなど、食材にもこだわったお母さんの味は、今も変わらずお客さんのお腹と心を満たし続けています。
日高の「村中華」、夫婦が紡いだ味に触れてみてください。